フリーランス向け確定申告ソフト徹底比較【2026年版】|freee vs マネーフォワード vs やよい
フリーランス向け確定申告ソフト 3 社を徹底比較。料金、機能、使いやすさ、サポート、スマホアプリなど、自分に合ったソフトを選ぶための完全ガイド。
フリーランスの 確定申告を楽にするためには、会計ソフトの選択が重要です。手書きやExcel では複式簿記による青色申告 65 万円控除は実質的に不可能です。この記事では、主要 3 社(freee、マネーフォワード、やよい)を徹底比較し、自分に合った選び方を解説します。
3 社の基本情報
| 項目 | freee | マネーフォワード | やよいの青色申告 |
|---|---|---|---|
| 運営 | freee 株式会社 | マネーフォワード | 弥生 |
| サービス開始 | 2013年 | 2013年 | 2014年(オンライン版) |
| 料金 | 年 12,936円〜 | 年 11,760円〜 | 年 14,300円 |
| 無料プラン | あり(機能制限) | あり(入力件数制限) | 初年度無料 |
| シェア | 業界トップ | 急成長中 | 伝統的な強豪 |
料金プランの詳細(2026年4月時点)
freee 会計
| プラン | 年額 | 月額換算 |
|---|---|---|
| スターター | 12,936円 | 1,078円 |
| スタンダード | 26,136円 | 2,178円 |
| プレミアム | 43,560円 | 3,630円 |
個人事業主は スターター で十分です。
マネーフォワード クラウド確定申告
| プラン | 年額 | 月額換算 |
|---|---|---|
| パーソナルミニ | 11,760円 | 980円 |
| パーソナル | 16,800円 | 1,400円 |
| パーソナルプラス | 39,336円 | 3,278円 |
パーソナル プランがコスパ良好です。
やよいの青色申告オンライン
| プラン | 年額 |
|---|---|
| セルフプラン | 14,300円(初年度無料) |
| ベーシックプラン | 28,600円(初年度 14,300円) |
| トータルプラン | 33,000円(初年度 16,500円) |
初年度無料は大きな魅力です。
機能比較
基本機能
| 機能 | freee | MF | やよい |
|---|---|---|---|
| 銀行連携 | ◎ | ◎ | ◯ |
| クレカ連携 | ◎ | ◎ | ◯ |
| 電子マネー連携 | ◎ | ◎ | △ |
| レシート撮影 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 自動仕訳 | ◎ | ◯ | ◯ |
| 請求書作成 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 見積書作成 | ◎ | ◯ | ◯ |
| 決算書作成 | ◎ | ◎ | ◎ |
| e-Tax 連携 | ◎ | ◎ | ◎ |
特殊機能
| 機能 | freee | MF | やよい |
|---|---|---|---|
| 家事按分 | ◎ | ◎ | ◯ |
| インボイス対応 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 電子帳簿保存法対応 | ◎ | ◎ | ◎ |
| マイナンバー管理 | ◎ | ◎ | ◯ |
| スマホアプリ | ◎ | ◎ | △ |
freee の特徴
強み
-
質問形式で確定申告できる 「事業用の銀行口座はいくつありますか?」のような質問に答えるだけで、確定申告書が完成します。会計初心者に最適。
-
自動仕訳 AI が優秀 銀行の取引データを自動で分類。使うほど AI が学習して精度が上がります。
-
スマホアプリが充実 レシート撮影だけで仕訳が作成されます。外出先で記帳が進みます。
-
質問窓口が充実 チャットサポートで即時質問できます。
弱み
-
独自のUIに慣れが必要 従来の会計ソフトとは操作感が違うため、経理経験者は戸惑う場合があります。
-
料金がやや高め 他 2 社と比べて年額が高い傾向。
こんな人におすすめ
- ✅ 会計知識ゼロからスタート
- ✅ スマホで記帳したい
- ✅ 使いやすさ重視
- ✅ AI の自動化を最大限活用したい
マネーフォワード クラウドの特徴
強み
-
銀行連携の数が業界最多 2,500 以上の金融機関に対応。地方銀行や信用金庫にも強い。
-
マネーフォワードME 連携 個人家計簿アプリと連携でき、事業・プライベートの両方を一元管理できます。
-
他のマネーフォワードサービスと統合 給与計算、請求書発行、経費精算などを一元管理。事業拡大時に便利。
-
伝統的な会計ソフトのUI 複式簿記に慣れている人には違和感がない。
弱み
-
入力件数制限のあるプラン パーソナルミニは仕訳数制限があり、取引が多い人には不向き。
-
サポートがやや弱い freee と比べて即時サポートは少なめ。
こんな人におすすめ
- ✅ 経理経験がある
- ✅ マネーフォワードME を既に使っている
- ✅ 複数のサービスを統合したい
- ✅ 銀行連携を重視する
やよいの青色申告オンラインの特徴
強み
-
初年度無料 最大の魅力。1 年間タダで試せます。
-
長年の実績 やよいの会計ソフトは 20 年以上の歴史。安心感があります。
-
税理士との親和性 多くの税理士がやよいを使っているため、税理士との連携がスムーズ。
-
シンプルなUI 余計な機能がなく、初心者にも使いやすい。
弱み
-
スマホアプリが弱い 他 2 社と比べてモバイル対応が遅れています。
-
自動仕訳の精度 AI 機能は freee やマネーフォワードに劣ります。
こんな人におすすめ
- ✅ まず無料で試したい
- ✅ 税理士との連携を考えている
- ✅ シンプルな機能で十分
- ✅ 伝統的な会計ソフトが好き
使い勝手の比較
初期設定
最も簡単:
- freee: 質問に答えるだけで基本設定完了
最も詳細:
- マネーフォワード: 勘定科目を細かくカスタマイズ可能
日々の記帳
最速:
- freee のスマホアプリ: レシート撮影 → 自動認識 → 仕訳
確定申告書の作成
最も親切:
- freee: 質問に答えると自動作成
最も柔軟:
- やよい: 細かい部分まで手動調整可能
スマホアプリの比較
freee アプリ
- 機能: レシート撮影、仕訳確認、請求書発行
- 評価: ★★★★★(App Store 4.6)
- 特徴: 外出先でも記帳が完結
マネーフォワード クラウド アプリ
- 機能: 仕訳確認、銀行取引確認、請求書
- 評価: ★★★★☆(App Store 4.3)
- 特徴: マネーフォワードME と統合
やよい アプリ
- 機能: 基本的な記帳のみ
- 評価: ★★★☆☆(App Store 3.5)
- 特徴: 最低限の機能
コストパフォーマンス
年間コスト比較
同等機能で比較した場合:
| ソフト | プラン | 年額 |
|---|---|---|
| マネーフォワード | パーソナル | 16,800円 |
| freee | スターター | 12,936円 |
| やよい | セルフ | 14,300円 |
freee が最安ですが、機能差を考えるとマネーフォワードも候補です。
時間削減効果
会計ソフトを使う最大のメリットは時間削減です。
手書き vs 会計ソフト:
- 記帳時間: 月 10 時間 → 1 時間(90% 削減)
- 確定申告書作成: 1 週間 → 半日(85% 削減)
年間削減時間: 約 120 時間
時給 4,000 円で換算すると 年 48 万円の価値。会計ソフトの年額 1-2 万円は確実にペイします。
選び方のガイド
ケース1: 初めての確定申告
おすすめ: freee
- 質問形式で迷わない
- スマホで完結
- 手厚いサポート
ケース2: 経理経験あり・事業拡大予定
おすすめ: マネーフォワード
- 伝統的な UI
- 他のマネーフォワードサービスと統合
- 柔軟なカスタマイズ
ケース3: まず無料で試したい
おすすめ: やよい
- 初年度無料
- 翌年以降の判断を保留できる
ケース4: 既に税理士と契約している
おすすめ: 税理士に相談
税理士が使い慣れているソフトを選ぶのが最も効率的です。
移行の可能性
「一度選んだら移行は困難」という印象があるかもしれませんが、データ移行は可能です。
移行のステップ
- 古いソフトから仕訳データをエクスポート(CSV)
- 新しいソフトにインポート
- 勘定科目のマッピング
- 期首残高の設定
注意: 移行は年度末(1月)か新年度開始時(1月)が最もスムーズです。
よくある質問
Q: 無料プランで確定申告できますか?
A: freee とマネーフォワードの無料プランは機能制限があり、確定申告には有料プランが必要です。やよいの無料プラン(初年度)は確定申告まで可能です。
Q: 複数の事業がある場合は?
A: freee とマネーフォワードは同じアカウントで複数事業を管理できます。ただし、事業ごとに確定申告書を作る必要があります。
Q: 消費税の申告も必要な場合は?
A: 売上 1000 万円を超えた場合、消費税の申告が必要です。3 社とも対応していますが、上位プランが必要な場合があります。
Q: インボイス制度の対応は?
A: 3 社とも対応済みです。インボイス登録番号の管理、適格請求書の発行、受領した請求書の区分がすべて自動化されています。詳しくは インボイス制度2026年10月の変更点 も参考にしてください。
Q: 税理士に依頼する場合でもソフトは必要?
A: 多くの場合、必要です。税理士も何らかの会計ソフトを使っており、データの共有のために同じソフト(または連携可能なソフト)を使うことが多いです。
実際に試してみる
3 社とも無料プランや体験版があります。まずは実際に触ってみて、自分に合うものを選びましょう。
おすすめの試し方:
- freee: 無料プランで最初の 1 ヶ月
- マネーフォワード: 1 ヶ月無料トライアル
- やよい: 初年度無料で 1 年試す
比較してから決めるのが確実です。
まとめ
2026年現在、会計ソフト選びに「絶対の正解」はありません。しかし、どれを選んでも確定申告が大幅に楽になるのは確実です。
選び方の結論:
- 会計初心者 → freee
- 経理経験者・事業拡大予定 → マネーフォワード
- まず無料で試したい → やよい
重要なのは、「どのソフトを選ぶか」よりも「会計ソフトを使い始めること」です。青色申告 65 万円控除の節税効果は絶大で、ソフト代は確実に元が取れます。
まだ手書きや Excel で頑張っている方は、今すぐ会計ソフトを導入しましょう。確定申告のストレスから解放されるだけでなく、節税効果で大きく得をします。